【19.08.24】第11回　北陸青年経営者三県合同例会 　

「巻き込み力！」　己を変え、決断、実践。社員・地域と共に成長する社会へ

報告者／坂東 秀昭　氏　家印株式会社　代表取締役（富山同友会）

　8月24日、第11回目となる北陸青年経営者三県合同例会が福井市にて開催され、北陸三県および全国から160名を超える青年経営者が集まりました。
　今回は「巻き込み力」という報告テーマでしたが、たくさんの人が坂東氏の想いや行動に共感して大きな渦になっていて、巻き込み力というよりも「共感させる力」という印象を受けた報告でした。
　報告者である坂東氏は、大学を卒業後改めて建築の専門学校を卒業しました。その後、地元である富山県朝日町に戻り建築関係に就職し後、独立し「家印」を起業しました。自分には実力があり、仕事はそれなりに来ると思っていましたが、現実は甘くなく資金繰りが苦しい時期も続きました。それでも諦めずに事業を続け、「信頼されるには自分を知ってもらうこと、人の想いに寄り添い関わっていくこと」の大切さに気づき、心の底から「町をよくしたい。それこそが自分の使命だ」と思うようになります。坂東氏は「一人の力は小さく、生きている間にできることは限られています。しかし多くの人の力を借りられる自分になれたら可能性は無限大に広がります」「自分の力は限られている」と何度も言っていました。
　人は自分の力を過信しすぎる生き物です。自分の力を客観的に謙虚に捉え、他者を巻き込みながら教えを乞う姿から共感が生まれるのではないかと思いました。