【22.01.20】2022新春講演会
夢と希望にあふれるまちづくりに貢献
報告者 株式会社エムエンドケイ
代表取締役 木下孝治 会員
2022新春講演会が1月20日(木)オンラインで開催され、木下孝治会員が報告し、99名が参加しました。以下報告要旨。
■同友会の異業種グループがきっかけ
エムアンドケイは、金沢まいもん寿司などグループ全体で44店舗の外食産業を展開しています。30歳で同友会に入会しましたが、当時は家業である工務店の後継ぎとして経営を志していました。もともと仕事を誰かからいただくのではなく自らが生み出すことが好きでした。同友会で業種交流グループ「ザ・ループ」に参加し、仲間からの勧めもあり回転すしの事業を始めることになります。
まずは大手回転すしチェーンが生まれた地、岐阜県で毎週土日に安くて美味しい質のいい魚を販売し始め、それが定着してきた頃に回転すし第一号店をオープンしました。新鮮な魚屋が美味しいお寿司を提供していると評判を呼び、お客様が絶えませんでした。その後、全国、海外へと多店舗展開が始まります。
■一流の人間集団を目指す
経営がピンチな時もありましたが、社員と共に乗り越え、会社も大きくなり海外にまでお店を出店し、繁盛店を生み出し続けるようになりました。人、味、質で勝負し、美味しいものを美味しく提供する、他店では真似できないお店づくりを心がけています。
会社が目指すものは、立派な会社にすることと一流といわれる会社にすること。一流とは何か? 世の中に絶対必要、あってほしいこと。世の中に絶対に必要な会社にするため使命感を持ち、情熱を燃やし十方よしの経営を実践しています。一流といわれる会社とは一流の人間集団を目指すということであり、社員を一流にすること、 仕事を一流にすること、 職人として一流にすることを目指しています。
このような展開をする中でご縁がつながり、全国からまちづくりを目的とした事業の依頼もくるようになりました。2022年の予定として海外では、大手グループと一緒に実施メンバーに入り、ドバイでデリバリー・テイクアウト寿司の製造販売事業を予定しています。
■誇りを持てる人・地域をつくる
日本の経済力が伸びていない状況や日本のこどもの環境が悪化していること、日本の誇りが失われている現状にとても懸念を抱いています。そのための手段の一つとして、未来のリーダーを育てるため、リーダー塾を東京で開講する予定です。誇りを持てる人や地域をつくっていきたいという想いです。
木下会員が語った「利益目当ての活動ではなく100年200年と残っていくような夢と希望にあふれるまちづくりに貢献していきたい」その言葉には嘘偽りはなく、熱い思いがこもった夢あふれる報告でした。