【23.12.06】環境経営委員会 ワークショップ例会
脱炭素経営がイノベーションに繋がる
野村 昭夫 会員 ノムラ合成(株)代表取締役
櫻井 浩一 会員
(有)インテグレイテッドシステムズ 取締役社長
8月に続き、3回目のワークショップ例会を大生食品工業(株)で開催しました。「地球温暖化時代から地球沸騰化時代に入り、一刻も早く脱炭素社会を達成しなければ生態系の破壊が加速し、経済活動の破壊、住環境の破壊につながる」との警鐘が野村委員長より報告されました。同友会で取り組みが進められているエネルギーシフトの説明と共に、脱炭素経営を進めることで各企業のイノベーションに繋がり、また企業に利益を残す活動となることを説明しました。
櫻井会員からは「いしかわ事業者版環境ISO」を例として、まずは現状の環境負荷を知ること。そして削減目標を立てて実践し、フィードバックするというエネルギーマネジメントシステムの導入・運用を行っても、業績を拡大しながら年間CO2排出量を1%削減することは高い目標であるとの説明がありました。
ワークショップでは、各社の電気使用量をもとに年間CO2排出量の計算を行いました。一般家庭のCO2排出量(約3t)に比べて、3倍から50倍と、電気使用量だけで大きな環境負荷を発生していることを知ることができました。削減方法として、「いしかわ事業者版環境ISO」のチェックシートをもとに、各社ができる取り組みについて意見交換がなされました。合わせて、先日行われた金沢中央支部とのコラボ例会で出された会員の取り組み事例を共有し、各社の実践事例を取り入れながら自社の取り組みをフィードバックする同友会の学び方が石川の脱炭素経営を加速する、ということに深く気づくことができる例会となりました。