【24.02.26】能登半島地震復興オープン例会
大規模災害が起きた今、私たちがやるべきこと。そしてこれから起きること。 「東日本大震災・原発事故からの復興のための活動体験談」
能登半島地震復興オープン例会が2月26日(月)KKRホテル金沢にて開催され約130名が参加、西條 勝昭氏(西条タクシー株式会社 代表取締役社長/福島県中小企業家同友会)の壮絶とも言える経営体験報告から学び合いました。
以下、報告要旨
西條氏は、30歳で同社の社長に就任し自分を信じて徹底的な実行で数々の試練を乗り越えてきました。また福島復興イベント「福魂祭」の立ち上げ時の心境について、原発事故の風評被害の中で、西條氏の娘が未来に絶望し「私はいつまで生きられるの?」と呟く場面に直面した時の気持ちとふるさとに明るさを取り戻したいとの一心で決意したと振り返りました。運営は困難を極めましたが、会社を立て直したように強い気持ちでイベント消滅の危機や周りからの誹謗中傷に立ち向かいます。その結果「福魂祭」は10年間で来場者が3万人に達し地域の復興に大きな影響を与えていると報告しました。
西條氏は、復興の形を決めるのは地元の自分達だけだと述べ、若い世代に積極的な挑戦を呼びかけました。また先輩達はその挑戦を温かく見守り後押しして欲しい訴え、最後に被災地・石川県の参加者に自らの力で未来を切り拓く重要性を強調しました。