【08.09.25】DOYU石川【元気企業訪問】(17) (有)ザズ・デザイン
女性の感性がパワーの源
創業して17年、それまでは某デザイン事務所に勤務していたが退社、経営のことなどわからないまま独立した。デザインに対する自負と情熱と前に務めていた会社の社長を反面教師としてスタート。中小企業家同友会に入会した動機は自分と同じ経営者の知り合いを増やしたいと思ったことと、経営者として自己を高めるため。
同社は野田専光寺線の中程、広々とした明るい事務所だ。ホームページで下調べして驚いたことは、社長以外は全員女性のスタッフということだった。単純にうらやましいと同時に大変だろうと思った。女性を監理することは並大抵ではないと思っていたので興味津々に伺った。
女性ばかりということで、その辺を中心に聞いてみた。30代が一人で後はすべて20代の女性ばかり。以前は男性のデザイナーもいたが、女性の方が粘り強くきめ細かいところがあり良いとのこと。結婚、出産しても会社に残り定着率が高い。ただでさえ個性の強いデザイナー、しかも女性ばかりなので女性の管理の方法を尋ねると、「何もしていません、自主性を重んじた方が伸び伸びと仕事をするので」と淡々語った。理解できるような気もするが、なかなか出来るようで出来ない方法だと痛感した。
今の時代は消費の行動は女性が中心なため、女性デザイナーをたくさん抱えているのは強みだと思っていた。デザインを依頼してくるお客様も女性の事は女性にと仕事を依頼してくる。これだけ女性がいると必然的ににぎやかで元気になるなと感じた。ザズ・デザインの元気の源は間違いなく女性だ。ちなみに女性ならではの色々な苦労もあるのではとの問いに関しては、「まあまあ」とはぐらかされた。女性が活き活きと活躍できる職場は経営者にとってとても参考に出来るところがあるのではないかと感じた。
【取材:小西正行 広報・情報化委員】