【08.11.18】第23回経営者フォーラム 全体会「一人一人が輝くまちづくり」
3首長がパネルディスカッション
経営者フォーラムを11月18日、ANAクラウンプラザホテル金沢で開催、会員と県内経営者ら200名余が参加した。「中小企業が時代を切り拓く、人・会社が元気になる地域づくりを」と掲げ、3つの分科会の後、宮川昌江実行委員長((株)シーピーユー社長)の挨拶を経て、首長三氏を招いての全体会パネルディスカッションを行った。
■以下、全体会の一部。
【玉田】中小企業家同友会は?Think Small First?と中小企業憲章制定に向け取り組む。まちづくりの力点は…。【油野】平成の大合併をして、現在、かほく市は35,360人、限られた財源を如何に有効活用するか、安全・安心をキーワードに進め合併効果は出ている。ゴム入り織物では日本シェア6割、電子機器産業も発達している。商工会との連携を図る。【泉谷】珠洲市は昭和29年に38,000人いたが現在は18,000人、65才以上が7,000名。生まれてくる子供の数も一昨年66人、昨年90人と少ない。3年前は財政危機が心配されたが回避できた。強みは「食と人」である。【粟】野々市町は10月1日推計で49,705人、持家率40.9%。県面積の0.32%に約5万人が住む。域内に4年生大学が二つあることを活かし、磨きをかけたい。【玉田】企業経営と地域、自治体の役割という面は…。【泉谷】政治が果たす役割は①住み良い地域、②豊かで活力ある地域を築くことである。【粟】住む人の幸せを追求し、持続的な発展につなげること。【油野】市民が誇りを持てるよう地域一番の特徴を出す。要望は具体的に出すことが大切。
続く討論では、珠洲市はマグロの蓄養事業、かほく市はイオンに地元店舗が出店、野々市町は産学官連携で酒造り等、新たな挑戦で一人一人が輝くまちづくりが語られた。