【12.01.01】代表理事 年頭あいさつ
玉田善明代表理事 年頭あいさつ
みなさま明けましておめでとうございます。昨年の三.一一東北大震災は私達の脳裏に深く焼付いて離れない程の大きな出来事でした。私達は自社事業に対してのこの震災の影響を考え、それに対応した戦略、判断、行動を起こす必要が有ります。今期のテーマである「知行合一」は、知識、知恵、智恵を具現化してこそ初めて生き、この災害に関しても私達は当然何らかの変化を取るべきです。
禅の言葉に「放下著」(ほうげじゃく)と言う言葉があります。これは、全てを投げ出して捨ててしまって「空」即ちカラに成ってしまえ・・と言う教えです。新しい知識、智恵は入るスペースが無いと入って来ません。いつまでも過去の成功体験、失敗した悔しさを引き摺っていては、今という刹那と、これからという未来に何も生きる知恵を具現化することは出来ないからです。
突然の災害等想定外の事象、もしくは経済環境の変化がいつなんどき起こるかもわらない混沌とした今様の時代は、よりフレキシブルに生きる必要があり、放下著はその意味でも大切にしたい教えの一つだと思います。
今年も行動を起こしましょう、例えそれがたったひと粒の小さなものであろうと、いつの日か大きな結果を残す日が来ることを信じて。
会員ご一同のより一層の躍進と、皆様のご家族、社員、お取引様、地域社会の全ての人々が今年もハッピーで素晴らしい年に成りますことをご祈念申し上げます。