企業訪問

【14.01.01】がんばる企業家(6)

鳴和プラスチック㈱代表取締役社長 岡谷 勝史

  3Dルーター導入で攻めの営業を

 三代目社長。元々の創業者の祖父は戦後間もなく岡谷板金を立ち上げ、ブリキでバケツを製作した。月間3,000個という数は、当時地方ではかなりの供給量であり全国に発送した。その後技術が進歩して新しい素材が生まれた。プラスチックの普及である。この時、岡谷板金にプラスチック板が持ち込まれ、これで加工品を製作して欲しいと依頼され社名を「鳴和プラスチック工業所」に変更した。もはやブリキは無く、プラスチック板を仕入れてオーダーメイドで製作、加工品を供給するようになり、プラスチックで看板を製作した。当時取り扱う企業も少なく、多くの案件を受注した。それをきっかけに現在の社名「鳴和プラスチック株式会社」に変更した。現在は「鳴プラ(なるぷら)」と略して呼ばれ愛称になっている。

 岡谷会員は平成12年、大学を卒業し大阪の広告代理店に3年間勤務した後、金沢に戻り入社した。社長に就任したのは平成19年である。同友会への入会は平成17年、入会して良かったと感じている。入会し経営者としての心構えを教えてもらい仲間もたくさん出来た。青年部会での活動が、自分には刺激となりモチベーションアップに繋がったと感じている。そして今までなかった経営指針を勉強し、自社を分析することが出来た。自社の存在意義は何か、お客様は何を求めているのか、社員と夢を共有しこれから何をすればよいのかを考え方針が生まれた。お客様に満足、感動を提供出来る企業を目指す。どうせ仕事をするなら楽しくやろうと思っている。

 現在の商圏は北陸を中心に関西や中部など何処へでも行く。iPhoneのハードカバーに印刷出来る技術や、11月に導入した3Dルーターは北陸では珍しく、現在試運転中に近い状態にも関わらず、オーダーや問い合わせが全国から来る。少ロットでも対応出来ることが強み。品質・納期・価格はもちろん、なめらかなR加工が出来る商品として強みを発揮する、自社の大きな柱となると考えている。3年後にはもう一台導入を計画している。攻めの姿勢でこれからも鳴プラは進んでいく。

▲ このページの先頭にもどる

同友会とは?へ

組織と活動内容へ

調査・見解・提言へ

勉強会&交流会へ

支部の活動報告へ

委員会活動へ

共同求人活動へ

会報誌 どうゆう石川へ

企業訪問へ

会員の声へ

リンク集へ

同友会活動支援システムへ

同友会PRムービーへ