企業訪問

【15.01.01】「TakeOff!」~未来へ向かう羅針盤~(10)

 ㈱フィットアカデミー 代表取締役 都原 聖顕 会員

   人の成長を通し世の中に貢献できる会社へ

 入会二年、同友会で利用できるものは全て利用するという貪欲さである。その思いで経営指針講座を受講、共育塾にも参加、更に共同求人へも顔を出す熱心さだ。
 受講のきっかけは教室数、社員数も増え始め連帯感が薄れ社内のバラバラ感を感じ始めた頃であった。組織とは集団の中で一つの目標を共有するものであるが、何のために仕事をしているか、会社の存在意義を社員へ明確に示されておらず目標は単に数字でしかなかった結果である。
 塾経営の業種柄、生徒と進路に対する面談をするが、上位ランクの学校を目指す意識が弱く目標を簡単に下げる生徒が多い。 
 大人も子供も同じで何のために仕事をしているのか、何のために勉強をしているのかの意味をしっかり示し、理解させることが大切である。今は指針講座で学んだことの大切さを実感している。
 理念経営を実践することは容易ではないが、リーダーである四人の幹部社員を例会や共育塾などに参加させることにより考え方が変わり、理念の意味を理解してきたことに手ごたえを感じる。そのリーダーが他の社員への伝え役を担うようになってきたことは頼もしい。
 経営理念は「教育を通し、社会で活躍し必要とする人財を育て、共に育ち社会に貢献する」である。   
 教え方一つで生徒の意識が大きく変わり、一人でも多くの子供たち、保護者様を幸せにすること。人を育て正しい社会人を世に送り出し、世の中を良くしていくことが使命であり、ただ問題の答えを教えたり、テストの点数を上げるだけではなく、社会で活躍・必要とされる人を育てること。そして自分たちもその理念を理解し子供たちに教えることにより自身の人間力も高まり共に成長していけると信じている。
 教室数も昨年末で十九校になり社員、アルバイトを含めると二百五十名近い大所帯になった。理念の共有を大切にしている今「クレドカード」を全社員に携帯させている。
 「地域にfit、みんなにfit、テストにfit」今後の更なる飛躍を感じさせる取材であった。―
 九月、金沢中央支部グループ会「白山登山」へ参加。皆様のご繁栄と、ご健康をお祈りしてきました!【取材:宮下正人 広報委員】

▲ このページの先頭にもどる

同友会とは?へ

組織と活動内容へ

調査・見解・提言へ

勉強会&交流会へ

支部の活動報告へ

委員会活動へ

共同求人活動へ

会報誌 どうゆう石川へ

企業訪問へ

会員の声へ

リンク集へ

同友会活動支援システムへ

同友会PRムービーへ