【17.11.01】経営指針チャレンジ(7)
すべての人にとって快適な未来になることを目指して
株式会社せと設備
代表取締役 瀬戸 雄規 会員
【経営理念】
科学性 私達は、お客様の思い価値観によりそい心あるもの作りを提供します
人間性 私達は、常に仲間に感謝し支え合い共に成長します
社会性 私達は、地域社会の快適な未来を常に想像し追求します
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「ひとり親方に経営指針なんて必要ないだろう」と考えていました。何のために仕事をしているのだろう…自分の思いがはっきりしない時、「自分の人生指針をつくるために受けなさい」とアドバイスをもらい、経営指針講座を受講することにしました。講座では、理念は壮大な夢!多くの人に共感してもらい必要とされること!自分は今まで考えたこともなかったので、正直ピンと来ませんでした。それでも講座での1年間、座長や共学者の方に、いろんな助言を受け経営理念を成文化しました。しかし1年間で見出した理念は自分にとって、まだ腹落ちしていないものでした。2年目の講座では、座長となり新たな受講生と共に学ぶことになりました。そこでもう一度、理念を見つめ直し自分の真の思いを追求しました。
今までは、仕事に取り組む姿勢は職人気質が強く、あまり人を寄せ付けないところがありました。また仕事に対して実直なあまり、下請けの方から煙たがれることもありました。理念を作った後、「人に感謝する」という強い思いが生まれ、今までふさぎ込みがちな性格でしたが、PTAなど学校行事に積極的に参加し、地域と関わる大切さを知りました。そして仕事に関しては相手のことを尊重する姿勢が出てきました。
この2年間で自分が進むべき方向が分かり、しっかりとした軸ができたので、3つの経営理念すべてに繋がりと一体感があるものに見直しました。建設業はひとり親方が多く、職人肌で内向的な人が多い業界ですが、自分が携わる人に感謝の気持ちを伝えることで、お互いを認め合い信頼の輪が広が
ることにより、すべての人にとって快適な未来になることを目指しています。