【19.01.01】チャレンジ経営指針(21)
自分で経営理念を作り実践することが大切
株式会社 辻鉄
代表取締役社長 辻 明良 会員
株式会社辻鉄は明治25年に木材業として創業、平成29年に五代目社長として辻会員が就任しました。現在300社を超える取引先に各種建築資材の販売及び施工を行い、近年はリフォーム分野を支援する事業にも取り組んでいます。
平成25年の指針講座受講の際、事業承継する時期は未定でしたが、社長になってから経営指針を作成するのでは遅いとアドバイスをもらい受講を決めました。現会長が作成した経営理念を実践する立場と、自分で経営理念を作り実践する立場とは大きく違うことに気づきます。経営指針の必要性を再認識し、経営理念・経営方針・経営計画の作成を学びました。
毎年12月に幹部と経営計画策定会議を行います。年始には全社の方針発表会を開催し各部門の
リーダーによる方針発表も行っています。平成30年のスローガンは「正道を踏む」です。正しいことをしっかり行い目標にまっすぐ向かうことを掲げました。
会社には大切な「共通言語」がありますが、社員ひとりひとりに正しく伝える難しさを感じています。会社の理念や考え方を共感してもらい、理解できる社員を一人でも多く育てていくことを目指します。
事業承継した後、すぐに自分がやりたいことをしても経営がうまくいくはずがありません。まずは「しばらく真っ直ぐ走ること」を心掛けました。現状しっかり進んでいけることを確立し、実績を上げて今後は新たな取り組みに挑戦していきます。これからも取引先と共に永続発展し社会貢献し続けるために、実直かつ革新的な会社を目指します。