企業訪問

【19.12.01】クローズアップ会員企業訪問(28)

品質と心地よさを追求し伝統文化を守る

 \; 株式会社浜中たたみ店
代表取締役 浜中 成美 会員

 浜中成美会員は14年前に父の康成氏より家業の(株)浜中たたみ店を引き継ぎました。子供のころより家業を継ぐ覚悟で手伝いをしていましたが、銀行に勤め、家庭を持ち、子育ての目処がついた段階で代表取締役となり、浜中たたみ店の先頭に立って父親のアドバイスを受けながら経営者の道を歩み始めました。

 畳屋と聞けばベテラン職人が手作業で畳を作っているイメージがありますが、浜中たたみ店では30年前より大型機械を導入しています。それでも職人の技や経験に頼る部分があり社員が1人前になるには時間と手間がかかる状況でした。そこで業界に先駆けて『畳製造オンラインシステム』を自社で構築し、多種多様な畳の採寸、裁断、畳縁の縫合などの作業を正確でスピーディーに仕上げることで品質が良く、より安価な畳をお客様に提供することが出来るようになりました。昨今、住宅事情の変化に伴い畳の需要が落ち込み廃業する同業他社も多くある中で生き残りを図っています。
 平成11年には北陸東海地区で初めて建材畳床で『JIS(日本工業規格)』を取得し認証取得工場となりました。社内においては製品に対する絶対の自信から「特別なことは何もしなくて良い」との声もありましたが、あえてJIS取得に挑戦したのは時代やお客様が求めるニーズに積極的に答えなければ、取り残されると考えたからです。

 会社を引き継ぐと同時に同友会へも父親からの名義変更で入会し、以前から気に掛けていた環境問題にも積極的に取り組み、環境経営委員会に所属して学びを深めています。
 浜中会員は、畳の製造工程でやむを得ず発生する畳や畳縁の切れ端の有効な活用方法がないかと考えていたところ、畳の切れ端でミニ畳を作ってみると趣のあるインテリアになりました。また畳縁の切れ端を名刺入れに変身させると石川県のエコ認定商品となり、お客様の目にとまるビジネスアイテムになっています。
 浜中会員は、必ず来る事業承継の問題や人材育成などの課題もあるが、時代がどんなに変わろうとも常にお客様を大切にし、感謝の気持ちを忘れずに心から「ありがとう」と言える社員を育てることが日本の伝統である「たたみの文化」を守り継続することにつながると言います。
 時代のニーズにフレキシブルに応え、品質と畳の心地よさを追求し伝統文化を守る熱い思いが伝わってきました。

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