企業訪問

【21.05.01】クローズアップ同友会型企業づくり(36)

「能登かき」で石川県をもっと元気に

 \; 有限会社山口水産  
代表取締役 山口 翔太 会員

 同社は昭和30年(1955年)に創業、七尾湾の特産品「能登かき」の養殖から加工、販売まで一貫しています。山口会員は高校卒業後、金沢市中央卸売市場の水産仲卸で5年間修業後、「能登かきで石川県をもっと元気にしたい!」と2018年3月に入社、同時に同友会に入会しました。「能登かき」の産地七尾湾は波が少なく穏やかで豊かな里山里海は水質が良く、安全で美味しいかきの生産に適しています。
■常に新しいことにチャレンジ!
 同友会会員の様々な取り組みを知り、仕事は常に新しいことにチャレンジすることが必要だと感じました。現在、専用バケットを使った新たな養殖手法に挑戦しています。 
 取り組みは「シングルシード」と呼ばれる殻付きかきに適した手法で、県内では同社が初導入。かきを転がしながら育てるのが特徴で、波でバケットが揺れ動き貝の形が丸みを帯びて育ち、身が引き締まりうま味が凝縮されます。貝に付着物が付かないので、しっかりした身入りのかきを安定供給できると期待しています。近年、殻付きかきの需要が増えており、品質が良くおいしい殻付きかきが新たな付加価値を生み出しました。
■水産業と福祉が協力する「水福連携」
 2018年から同社と七尾市の就労継続支援事業所が連携をとり、3〜4名の障害者に働く場を提供しています。かきの種つなぎ(針金にかきの稚貝を通し養殖装置をつくる作業)の大半を担っており、地道で根気が必要な作業には欠かせない存在になりました。人手確保、障害者にとっては働く環境が、お互いを必要とするウィンウィンの関係です。
 かきの養殖作業を通じ、水産業と福祉分野が協力する「水福連携」の動きは同業界で広がりを見せており、障害者雇用支援に取り組むことで地域課題を解決しています。
■かき養殖業を憧れの職業にしたい
 水産業は朝が早く休日が少ないので、今後働く環境を改善する必要があります。新しい手法の取り組み、日々作業を見直し効率化を図り休日を増やすことを実現。将来かき養殖業が憧れの職業になると信じています。
 業務用かきは1年中営業していますが毎年5月中旬から8月中旬は閑散期です。その間繁忙期となる農業やその他業界と連携をとり、地域全体がお互いに協力できる環境づくりを目指します。

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