【21.09.29】会員企業の声(4)同友会運動を通じ多様な可能性を解決
同友会運動を通じ多様な可能性を解決
株式会社日本海開発
代表取締役社長 南純代 会員
2013年の入会半年で報告をしたメモを読み返す。家業に入るきっかけは、創業者の父が48歳で病気で倒れたことでした。やりたい仕事、経営者になる覚悟もないまま入社。20年ほど経ったころから長女の私は事業承継を考えるようになり、不安をかかえ、女性の私でも経営者の勉強ができるところとして出会ったのが同友会入会のきっかけでした。当時の報告は、理念どころか自社の存在価値すらなく、とにかく会社を残すことだけを綴ったものでした。その後、経営者の課題や悩みを仲間と本音で共有し、行動に移していくことで、事業活動が大きく変化していきました。
同友会らしいのは報告後のグループ討論です。異業種、地域、年齢を飛び越えて討論することでヒントを見つけ、行動に移すきっかけとなり、社員、顧客、地域、そして会員との思いがつながっていく。 そう考えると、未来がワクワクできるようになってきました。社会が急激に変化したコロナ禍でも、現在と未来をつなぐ新たなビジョンや理念が生まれたのも、「3つの同友会理念」がもつ運動を行っているからだと思います。
4年前に事業承継をし2代目の社長となった今は、運動を通じて関わった人、これからも関わる見ず知らずの人のおかげで、自分たちの未来があるはずです。課題に挑戦し、人が交流し、つながることで多様な可能性を解決していけると信じて、活動をしています。