【08.06.20】能登・南加賀支部6月合同例会
「よい会社づくりを振り返り継承へ」~海の幸で商品開発、人を育て強い組織に~ 杉原 省会員(すぎ省水産㈱ 社長)
少林寺拳法にあこがれ東京の大学へ。卒後後、金沢の商社に就職。金沢・富山で飛び込み営業の経験などを積んだ。金沢の水産会社で修行後、帰郷し家業の「かねしげ」に入社。七尾に公設市場開設された時に仲卸業として「すぎ省水産」を創業。学校や病院、すし屋などへ営業を展開していった。この時期に同友会に入会し、入会三年で支部長を仰せつかり、理事会と四役会で月二回は金沢へ行くことになった。この時間を利用して「かねしげ」と重なっていない会社を調べ、金沢で飛び込み営業を続け販路を拡大していった。今でも、取引先が東京に出店した時は東京行って飛び込み営業をしている。静岡での青年経営者全国交流会に参加し刺激を受け、年一回の商品開発を決意。最初に開発した『えびの麹づけ』が日経新聞に掲載され評判を呼び、大阪府知事賞を受賞した。その後も商品の開発を続けている。私は同友会で勉強する。その間に社員は自発的に成長してくれている。社員同士での競争意識も芽生えており、その中で自然なチームワークが発生している。昨年、能登なまこ加工組合を設立したが、今後の事業の柱として育てていきたい。あと十年は現役を続ようと思っているが、五年はがむしゃらに、あとの五年で継承を考えていきたい。何とか人前でしゃべれるようになりたいという気持ちで同友会に入会したが、失敗して恥をかいてもいいかなという気持ちで今日は報告させてもらった。テーブル討論で皆さんのご意見やアドバイスを頂きたい。