支部の活動報告

【08.10.21】兼六支部10月例会

兼六支部10月例会 講師:鷲田めるろ氏(金沢21世紀美術館 キュレーター)

  21世紀美術館はもともとまちとの関わりが強い美術館だ。設立にあたって「まちの賑わい」と「新しい文化の創造」をミッションにしていたからだ。今回の「アートプラットホーム2008」はまちとのつながりを考え直すきっかけとして企画し、金沢のまちを舞台に十九人の作家が参加した。アートを通じて人が出会い、新しい出来事が起こる。子供からお年寄り、障害を持つ方など様々な人が織り成すプロジェクトになった。作品の展覧だけでなくワークショップ、イベントを行うことで、実際に人の架け橋ができるよう期待している。フランク・ブラジガント氏による玉川公園のトイレと鱗町の祠を塗り替えてよみがえらせる企画には行政が呼応し補修に動いた。丸山純子氏のレジ袋で花を造るワークショップでは認知症の方や精神疾患の患者さんとのふれあいが生まれた。横山町の町家をコミュニティースペースとして再生する企画では掃除から始まって補修まで様々な人が関わった。また空きビルも会場として活用した。今後は三年ごとに開催する予定だが、アーティストの居場所、滞在して創作活動ができる場所などのインフラ整備も進めていきたい。まちの魅力の再発見、活性化のために経営者の皆さんも一緒に考えて頂きたい。

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