【09.11.24】金沢中央支部11月例会
利他の心を大切に
「高齢社会を生き抜く経営の新たな視点」
~ケアサポ流-心を込めたお役立ち~
報告者:宮本 和明 会員 ㈱ケアサポート金沢 社長
父が家政婦紹介業をしており、平成二年に東京から戻った。父とは感情がぶつかり合い、介護事業を新規に立ち上げ、仕事を分けている。社員には利他の心を大切にしてほしい。会社の目的は社員の幸せ、仕事を通して自己実現することが幸せで、お金が全てではない。社員が本気になって働ける環境を整えるのが経営者の仕事と思う。
平成十八年にデイサービス始めたが採算が取れず三年で撤退、社員から責任を追及され、もろい関係を痛感した。社員のメンタルヘルスに取り組みアンケートを取ると、半数近くが人間関係が悪いと感じていた。身の丈に合った経営、適性利益という教訓を得た。社員には、胸襟を開いて自己開示して思いを伝えていくことが大事。心に余裕がなく、自分のメンタルの不健康さを実感している。
水は「ありがとう」の言葉で美味しく綺麗な結晶を作る。人間は殆どが水なので「ありがとう」で良い人間、良い経営ができる。
人口、消費が減り経済が衰退する中、二〇一五年、団塊世代が高齢者となる。ここに新たなビジネスチャンスがあると思う。