【09.11.25】金沢駅西支部11月例会
夢を共有できるスタッフを育成
報告者:大聖寺谷 敏会員
学校法人国際ビジネス学院 理事長
四十歳の時に繊維機械の販売商社を起業。中国の繊維業界の見学に行った際に、中国の中小企業の現状を目の当たりにし、日本の繊維業界のこれからに不安を感じた。そんな時旅行に出掛けるため愛犬をペットホテルに預けようと考えたが、当時のペットホテルの臭いや汚れが気になり預けることが出来なかった。他の飼い主もそういった思いを抱えているのではと考え、ビジネスチャンスがあるのではと思いついた。五十歳を迎えていたが、それからの1年は全国にあるペットショップなどを見て回った。
その後ペットショップ、ペットホテルをオープンしたが、そこで技術者不足を感じ、専門学校を開校した。四年間は無我夢中で拡大を行った。しかし、一人で全体を管理していたため、見回ることの出来ないショップが出てきて、スタッフからの不平不満が耳に入ってきた。そこで拡大から内容充実にシフトチェンジし、ショップからは撤退し、学校経営に専念することにした。
失敗から、人材育成を行うことにし、夢を共有できるスタッフの育成に力を注いだ。更に学校では技術力や知識だけではなく、人間力の向上も図りたいと考えた。まずは幹部社員が毎朝トイレ掃除を行うことにした。今では学生自らトイレ掃除を手伝ってくれるようになった。
これまでの経験で学んだことは、新規事業は隙間探しから始める。大きなリスクが伴うため、有休施設の有効利用することが大切。他社を勉強し真似からはじまり次第に自己流に変えていくということも大切だと感じた。
これからは新しい夢、専門学校学園都市計画を実現したい。