【10.11.19】11月のと支部例会報告
「いい時こそ謙虚に」
報告者:金谷 道憲 会員(㈱シィー・プランニング 社長)
建築事務所でアルバイト中に同友会を知り入会したいと思った。独立後、出席するが当時は一言どうぞといわれても喋れなかった。設計事務所として成り立たせる事と芸術性を磨く事を両立させつつ経営委員長をすることになり、学ぶうちに「経営者になりたい」と思うようになり平成五年に当社を設立した。自分と組みたいという人が現れ土地を買い、そこにプランを乗せて売る方式でR屋根のプラン住宅は注目を集め、売上は十四億まで伸びた。しかし、利益は数百万円、建築条件付の土地を嫌う傾向も出てきた。
いい時に謙虚になるべきだ。経営指針を作っても社長の本気がなければ機能しない。不動産売買や賃貸、損害保険等の業務を止め注文住宅一本に絞り、東山(前所在地)を売却し会社を移転した。自然素材にこだわり、品質とデザインで勝負する。二年前、どん底へ落ちたが、原因と結果の法則から見れば原因は自分だ。家系という縦糸の思いを知りプラスの言葉を使い、当社で建てたいと言われるよう、ブランディングに注力する。四角い家は社員の発想で設計六人が互いに競い励ましあう。