【10.09.27】青年部会9月例会
事業承継の悩みや展望を語る
青年部会9月例会は9月27日(月)石川県生涯学習センターで、次世代を担う若手パネリストによるパネルディスカッション形式の例会を32名の出席で行った。前半はコーディネーターに既に事業を継承した岡谷会員と柿木会員、パネリストには今後事業を受け継ぐ立場の今井会員、神川会員、小林会員、浜上会員が務め、後継者が抱えている現状の悩みや不安、将来へ向けての展望などそれぞれの思いを語ってもらった。「自分の仕事はしっかりやっているが、自分の仕事との社長の仕事との違いが今一つはっきり分からない」といった話や「中小企業の社長はマルチプレーヤー、プレイングマネージャーであるべきか、あるいは権限移譲してマネジメントに徹するのか」「自分にとって継ぐタイミングはいつなのか具体的に分からないし、まだ自信がない」「現社長のやり方と自分のやり方は明らかに違うのだが、親子であるが故に感情的になり難しい面がある」といった報告。一方、「自分のやりたい方向に着々と変えていっている」という報告もあった。また、財務に関しては、ほとんどタッチしていない実態が語られた。後半フリートークでは山下副部会長から後継者としての覚悟について厳しい意見が飛び出し、この意見が引き金になって、活発に経営者としての責任や親子関係、血縁ではない社長との関係、また創業者は具体的事例を交えて後継者との違いなど熱い討論が繰り広げられた。