【10.10.01】社長と社員の共育塾④「伸びる会社 伸びない会社」
利他の精神で社員とその家族のために
十月一日、社長と社員の共育塾④が石川県生涯学習センターで開催され、岩木弘勝副代表理事(㈱サクセスブレイン社長)が「伸びる会社 伸びない会社」と題し講演した。以下要旨。
中小企業百社のうち創業五周年を迎えられるのは三十社、十年は十社、二十年五社、三十年二社、五十年〇.七社、百年〇.三社という。残っている会社はいかに環境に対応してきたか。現在の黒字企業と赤字企業の比は三対七で石川県は更に悪く七三%が赤字だ。経営の本質は①方向性②経営資源を有効に配分する③組織を作って人を動かす、の三点に尽きる。伸びる会社の共通点として、運を味方につける五つの習慣がある。①想念②感謝③積善④先祖⑤言霊。特に「忙しい」「疲れた」「面倒臭い」を言う会社は必ず衰退する。リーダーに一番大切な資質である真摯さを備えており、お客様・社員・お金の順番で大事にしている。毎年一人でも採用し続ける企業は強い。伸びている会社は経営の原理原則に乗るか時流に乗るかだ。
伸びる会社の人財育成は、①価値観教育に力を入れている②財務に強い人材を育てる③毎年粗利三%以上を人材育成に投資している。
一方伸びない会社の共通点は方針が不明確で放任主義、PDCAが回っておらず、自分・家族・部門・会社・お客様の順で大事にしている。
つぶれない会社にするには自己資本比率五〇%以上にして無借金で手形を切らなければよいのだが、最終的には「利他の精神」で世のため人のため、社員とその家族の為に貯めれるかが要だ。