【10.10.19】第25回経営者フォーラム
明るく楽しく元気に働く会社をつくる勉強会
第二十五回経営者フォーラムが十月十九日(火)、ホテル金沢で開催され約百八十名が参加して経営指針の大切さなど学んだ。初めにフォーラム実行委員長でアカデミー学長の喜多計世会員(喜多ハウジング㈱・会長)が「明るく楽しく元気に働く会社をつくるために」と題し基調報告し「経営理念が浸透している会社は黒字企業が多い。社長は社員が働きやすい環境をつくことが仕事だ」と話した。その後、四つの分科会に分かれ学びを深めた。
第一分科会では、玉田善明代表理事(玉田工業㈱・社長)が「甘えるな経営者」~労使一体の経営とは~と題し、経営理念の成文化と社内の共有をテーマに報告した。
第二分科会は、共に学び共に育ちあう社風づくりをテーマに富山同友会となみの支部長の黒田文彦会員(㈱トナミデンタルラボラトリー・社長)が報告した。黒田氏は同友会で社員と共に学ぶ中で、自分の考えを押し付けたり技術を教えることが教育ではないことに気づき、社員も会社も変わり始めてきた。
第三分科会は、滋賀同友会代表理事の坂田徳一会員(㈱坂田工務店・社長)が経営者の自己変革をテーマに「木の住まいづくりで存在価値ある企業に」と題し報告した。大工四代目として家業を継ぎ、同友会で学ぶうち、地域の共有財産を守り地域での豊かな暮らしづくりの大切さに気付いた。地域循環型の家づくりで地域社会の役に立つ企業を目指している姿を語った。
第四分科会では、大阪同友会政策部長の藤川昌男会員(藤川機械工具㈱・社長)が六月に大阪府議会において条例が可決成立した「大阪府中小企業振興基本条例」の生い立ちと今後の課題について語った。