【12.02.21】北金沢支部2月例会
セクハラには十分注意を
報告者…小堀 秀行 会員
兼六法律事務所 所長
昭和63年弁護士登録、平成4年に独立開業した。実際にあった事例を報告―。
最初は少量の取引を数回繰り返し、大きな注文が入り、その後連絡が取れなくなり、弁護士から倒産の連絡が入り詐欺にあったことに気付く。このような事にならない為に取引相手の会社は良く調べておく必要がある。昨今では、情報収集のツールとしてインターネットを利用して、お金を掛けずに十分な情報を得ることが出来るので、取引先がどんな会社なのかを最低限知っておく必要がある。
意外と危険なことにセクハラがあり、特に勘違いからのセクハラが良くある。従業員は、上司から言われたら反対はしないもので、食事の誘いなどは注意が必要。喜んでいると思っていたら、実は迷惑に思っていたということが少なくない。何度も繰り返されると後日、弁護士から慰謝料の請求が来ることもある。
特に、部屋や車の中で二人きりにならないこと。密室になるため、証拠がないので訴えられると勝てない。他の従業員の士気にも影響するし、会社の信用失墜にもなる場合もある。セクハラには十分注意が必要だ。