【12.03.15】金沢南支部・女性部会3月合同例会
会社はチームでありホーム
報告者:橋本 久美子氏 吉村紙業㈱社長(東京同友会)
例会テーマ:
『社員一人ひとりが主人公の企業づくり』~信じて任せて、組織の成長を実現~
目的と目標をはっきりする。事業領域をお茶屋さんに絞り込んだ。お茶を飲む習慣は変わってきたが変化に対応していては駄目。自分で変化を創造する。一九九五年から消費者モニターの座談会を続けて、意見と事実は違うことが分かる。父はメーカーになろうと工場を建てた。何をするかは自分が決め、それを実行するのが社員だった。自分はどうしたらよいかを社員に聞くタイプで、初めてのES(従業員満足)調査では、数字が分かっていない、筋が通っていない、給料上げろ…という結果。でも父の様なワンマンにはなりたくなかった。長所と短所は裏表。数字に弱い所は専務に補ってもらおうと思った。ここで人に任せることを学んだ。会社はチームでありホームである。年に一度ES調査をして、それが自分の成績表だと思っている。
事業承継から七年、自分軸を作り、試行錯誤して「目標ビンゴ」「イチオシ投票」などで社員を巻き込む仕組みを作ってきた。経営計画書には二百三十八人全員の目標を書く。商品を軸に顧客を展開するのか、顧客を軸に商品かサービスを展開するかが大事なところだ。