【12.11.16】のと支部11月例会
老舗が多いポイントは不易流行
報告者:岩木 弘勝 副代表理事 ㈱サクセスブレイン 社長
例会テーマ:勝ち組企業の秘訣に学ぶ
企業30年説をよく耳にするが、創業5周年を迎えられる企業は全体の約30%、100周年では0.3%、1000社中数社しか生き残れない。しかし日本の老舗企業数は世界一位。200年超の企業が3,907社(2011年調べ)あると言われている。二位のドイツでも1,563社、半分以下。老舗が多いのは四つポイントがあると考えており、一言で表すと「不易流行」。不易(変えてはいけないこと)=1.経営理念が明確。2.社会貢献、公益重視の考えによる経営。流行(変えるべきこと)=3.イノベーション。4.マネジメントシステムの整備。
不易流行の事例としてTTNコーポレーションという企業がある。創業78年、売上46億の畳屋。住宅着工件数の減少等畳業界が厳しい中イノベーションを推し進めた。例えば、先代社長がランチである店を訪れた時畳が汚れていて張替えを提案したが「毎日閉店まで忙しく暇がない」と言う。お客様に合わせたサービス=深夜張替えを始めると飲食店から注文が殺到し、7年間で売上が7倍に伸びた。