【13.08.20】金沢中央支部8月例会
地域に必要とされるために
報告者:西野 桂介 会員 赤坂ビル㈱ 代表取締役社長
例会テーマ:「住みたくなる地域(まち)づくり、ないと困る店(企業)づくり」
ショッピングセンター「パレット」の所有・管理・運営をし、29のテナントと2店の直営店で、今年38周年を迎えた。
同友会の経営指針講座受講で地域との繋がりを考えるようになった。金沢近郊に以前あったショッピングセンターは殆どなくなり、オーバーストア状態だ。商業施設単体での集客には限りがあり、複合的で総合的な集客が求められる。施設間の競争から地域間の競争になってきている。その結果、地域に魅力がないと、訪れたい、住んでみたいと思わない。地域の魅力づくりには、集客施設は一つの要素であって、加えて地域の歴史、風土、自然環境、交通、教育、医療など全ての調和が保たれていることが必要だ。そしてそれらを次の代に引き継ぐ責任がある。
今後はまず地域に住まいし事業を営む者同士が連携することで魅力ある地域づくりの第一歩になると考え、笠舞地区商業振興会(仮称)を立ち上げたいと思っている。地域に必要とされるためにも「お客様との相互信頼を築き、住みたくなる地域づくりに貢献できる商業施設を創る」という理念のもと日々勤しんでいきたい。