【13.08.21】能登支部8月例会
夢は社員を幸せにすること
報告者:宮野 晃 会員 ㈱エム.ビデオプロダクション代表取締役
例会テーマ:「理念なんて必要ないと思っていた」 ~利益至上主義の末に失った謙虚さと信頼~
平成元年に食品会社に就職、3年後に入社したがその年の月商が5,000円。先行き不安で眠れない夜が続いた。効率を重視して必死で働き、倹約し資産形成に努めた。入社後3年で社長を継ぎ、まず安定した収益構造に変えようとした。貯蓄した個人資産を投資したところ労せず数倍に増えた。苦労して収益を得る本業と比べギャップを感じ、何のために仕事をしているのかわからなくなった。またエンディングビデオのヒットをきっかけに傲慢になり、利益至上主義に陥った結果クレームが頻発した。何とか止めようと従業員に話をするが、体質は簡単に変えられない。
平成14年同友会に入会。当時、企業は利益を出せば良く、経営理念は必要ないと思っていたがある会員から「それでは誰も入社して来ない」と言われ、魅力ある企業を作るには経営理念が必要と感じた。突き詰めて、金儲けではなくお客様を感動させるために仕事をしていることに気付いた結果クレームが激減した。
自分の夢は社員を幸せにすること。楽しさとやりがいを持って仕事をしてくれることでクオリティーの高いものが生まれると思う。