【13.09.25】金沢駅西支部9月例会
挑戦してこそ、間違いに気づく
報告者:黒崎 嘉之 会員 黒崎産業㈱ 代表取締役
例会テーマ:全ては真似から「人を生かす経営」~同友会徹底活用実践報告~
大学院卒業後、上場企業に技術職で入社。三年目に父の病気を機に会社を継ぐことを決心。2001年、修行の為建材メーカーに営業として転職。話をする事が大の苦手で会社を辞めたいと思っていた頃、近所のおばちゃんから「若いから失敗してもいいじゃない、命まで取られないでしょ!」と言われ、何も挑戦しない方が格好悪いと思えるようになった。
2005年、黒崎産業に入社。早期退職した人から「会社の将来が見えないから不安だった」と聞いた。同友会に入会し、指針講座を受講したが未完成に終わる。翌年は社長に就任し、2011年にも再受講、うまくいっている会社の真似をして指針を作り社内発表。何もせず市場縮小の波にのまれるより、挑戦して間違っていれば変えればいいと思った。赤石中同協相談役幹事から「人は家族や地域と共に幸せになるために生まれてくる。一番長く続くモチベーションは自分と家族の安心と平和だ」等々を聞き、「人を生かす経営」とは人間の欲求の原理原則に基づいた経営だと気付く。そこで考えた新たなリーダー像が「不器用でもいいから進むべき方向を示し、その方向が人間本来の望みに叶っていること。そして人々の多様性を受け入れることができる人」だ。幾つになってもチャレンジしている自分でありたいと思う。