【13.11.22】南加賀支部11月例会
安全安心を付加価値として提供
報告者:南 純代 会員 ㈲カナン 取締役
例会テーマ:㈲カナンの現状と後継者問題
㈲カナンは祖父が創業し今年で53年になる。業務内容は、し尿の汲み取り及び浄化槽の維持管理をベースに管工事事業である。現在のスタイルは現社長が築き上げたものだ。
22歳の時に現社長が倒れ、母をサポートするつもりで入社した。当時は、弟が会社を継ぐものとしか考えておらず経営の事は考えていなかった。しかし、経理や財務に携わるようになり、少しずつ経営への意識が芽生えるようになった。社長の体調も回復し、㈲カナンの主たる業務は専務である弟に任せつつも社員とのコミュニケーション問題に直面している現状がある。カナンの経理全般を預かるも別会社の㈲日本海開発へ在籍している。
㈲日本海開発では、廃棄物(一般・産廃)の収集運搬、金属再生事業、産業廃棄物の中間処理事業、近年では廃食油のバイオディーゼル燃料化事業、堆肥化事業を行っている。特に地球温暖化と安心安全な食料問題は密接に繋がっており、主婦の立場、親の立場からも安くて美味しいだけの作物ではなく、安心安全を付加価値として提供できる作物づくり、そのための土づくりに取り組みたいという想いもあり、地元から排出される食品残渣を原資材とし有機肥料を生産し販売している。