【13.12.25】金沢駅西支部12月例会

逃げずに実践して日々成長

報告者：久安　貴史　会員　㈱ヒサヤス　取締役　
例会テーマ：事業継承のための学びと実践

　25歳で家業に入り、父が別事業で美容院を開業し、知識も覚悟もないままマネージャーを受けた。結局、現実逃避していて、スタッフも辞め赤字で店を閉じることになった。ヒサヤスに戻るとリーマンで暇になり、価格競争に走った。その頃同友会に入会し、指針講座を受講した。
　理念作成の過程で、自社の強みを活かした商品開発を掲げ、重機のアタッチメント強化を提案し、社員にも思いが伝わってきた。あとは67歳の専務から仕事を継承してもらうことだった。専務との仲が悪化し、認めてもらうのではなく追い出すことばかり考えていた。作った経営指針書を発表前に専務に報告すると、来月の決算月で辞める決心がついたと言われた。
　経営指針は作ってからがスタート。新たな目標として、自分の仕事は部下に任せ、親会社（久安重機運輸）の子会社と言われない会社にしたい。親会社部長の兄と話をする機会があり、口数は少ないが苦労して頑張っていることを知って、今までの不信感がなくなった。ヒサヤスで営業部を作って、親会社の営業もして兄を支えていきたいと思っている。
　逃げないことで力がついた。小さいことでも実践して日々成長していきたい。