【14.03.26】金沢駅西支部３月例会

農業王に俺はなる！

報告者　裏　貴大　氏
　 ㈱ゆめうらら　代表取締役
テーマ　「地域の活性化は自分自身の活性化から」
　　　　　～サラリーマンから専業農家への転身～

　地元の志賀町仏木で、農業連合会で働いていたが、河原会員（河原建具店）と出会い無農薬有機栽培を教えてもらった。素直にやってみようと思い、元々祖父母がしていた米作りに転業した。無農薬有機栽培と化学肥料を使用した稲とでは、根の発育や葉の色などが違い、一本植えで大きな株になる。無農薬の田んぼは、生物六十種以上など、厳しい審査基準をクリアして県内に二か所しかない環境特Ａ地区に認定された。
　農を業にするために、無農薬有機栽培の米を「天晴(あっぱれ)」と名付け人脈を活かして営業した。学生時代の野球部の同期、後輩を伝手に芸能人やスポーツ選手が顧客となってくれた。現在は売上の三二％が天晴だが、今年は二．五倍にしたい。
　また、地域を活性化させたいと思い、青年団で収穫祭を開催したり、高校同期の數馬酒造社長と連携して無農薬有機で作った米でお酒を造っている。
　「農業王に俺はなる！」という夢を持っている。農業は自立できる産業であることを証明したい。今後は農家レストランや家庭菜園付きの宿泊施設などで、地元仏木のまちを無農薬の地域としてブランド化したい。