【14.05.23】南加賀支部5月例会
求人は会社をよくする運動
報告者 木津 淳也 氏 石川労働局求職者支援係長
八田 吉弘 会員 共同求人委員長
テーマ「雇用を創出して地域貢献出来る企業づくり」
石川労働局の木津求職者支援係長は、県内若年層の雇用状況を具体的数字から解説し、八田委員長は今までの共同求人の取り組み紹介と意義を報告した。
■木津係長:若者の実態として「志望動機が書けない」「求人票から仕事内容がイメージできていない」「マニュアルに捉われ自分らしさを発揮できない」などを挙げた。行政が企業に望むことは、メッセージを込めてこんな人を求めていると発信したり、知ってて当然、調べるのが当たり前などと資料や説明の省略をしないで欲しい。若者が知りたいこととして二番目に上がる「会社の雰囲気」が企業側からほとんど発信されていない。何よりも企業の誠意のある対応を要請する。
■八田委員長:共同求人で取組むことは、社長が楽をせず自分の会社を社員と一緒に見つめ直すこと。また、先輩の若手社員が新入社員を教育していく仕組で会社の成長に繋がることや、新卒者に理念が伝わりやすいことがメリット。いい人材を獲得するには、経営指針の成文化や社員教育システムの確立が不可欠であり、労働条件の改善も必要である。共同求人は単に人手を補充することが目的ではなく、新卒採用により自分の会社をよくするための運動である。