支部の活動報告

【14.09.18】能登支部9月例会

非日常・非常識な発想で経営を

  報告者 松多 伸悟 会員 
 ㈱アトラス 代表取締役


 父親が起業した建材会社の後継者として、二十六歳で同友会に入会。平成七年、タイで出会った人に勧められミャンマーを視察し印象が良かった。日本から払い下げのタクシーを輸出するビジネスをしようと誘われたのが海外事業のきっかけ。車両販売の予定だったが運転手も雇いタクシー会社を立ち上げた。平成九年、父が建材会社を譲渡したのを機に退職し二十九歳で独立。ミャンマーの事業を継続しつつ、国内でメーカーになりたいと思い、元々習っていた整体から波及した自然食品の開発など健康産業に進出した。従業員のデモが起こって一ヶ月売上が無かったり、設備投資を輸出する際、税関を通す交渉が必要だったりと当時は文化の違いに苦労したがミャンマー事業は概ね順調。今では非日常・非常識なことが五年後には当たり前になるかもしれないという発想で経営している。我々中小企業家には必要な考えだと思う。アプサライという健康複合施設を作ったときは、周りから色々言われたが今は軌道に乗っている。
 ミャンマーに進出する際、お金が無く会社からは三百万円しか出せないと言われたので必死に駆けずり回って四人から出資して頂いた過去がある。お世話になった多くの方がいて今の自分があると思う。

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