【14.09.25】金沢城南支部9月例会
人本来の目的地への道筋を示す
報告者 黒崎 嘉之 会員
黒崎産業㈱ 代表取締役社長
別会社に就職したが、父の体調不良をきっかけに承継を決意し入社した。社員が退職し「会社のビジョンが見えない」と言われ会社の方向性を全く発信していないことに気づいた。二○一○年七月に社長就任、翌年四月に経営指針を発表したが反応は今ひとつ。共有していくため朝礼や会議の中で指針したが手応えがない。
青年部会で同年代経営者と切磋琢磨し刺激を受け、指針講座を再受講し今の指針が分りづらく自己満足だったことに気づいた。社員共育委員会では、労使見解や人を生かす経営の視点が足りない指針は社員に伝わらないことがわかった。リーダーが進むべき方向や道筋を指し示し、目的地が人間の本来求めているものと合致して、その目的地に速やかに行けるよう社員の才能やスキルを活かし多様性を受け入れながら進む、それが人を生かす経営でありその環境を整えることが自分の仕事だと気づいた。
初めての指針書は社員目線に立っていないかった。経営計画に社員の成長ステップや福利厚生の充実を盛り込んだところ少しずつ自主性が出てきたように思う。労使双方がお互いの良い点を活用しイキイキと働ける会社が地域全体に広がればよい地域が出来ると思う。