【14.11.14】政策条例委員会・新支部設立準備委員会 奥能登オープン例会
北海道のニセコからアジアのNISEKOへ
十一月十四日(金)珠洲市の谷野旅館で本田哲氏(本田興業㈱ 代表取締役/北海道同友会)を報告者に奥能登オープン例会が開催された。地元から二十二名(うち行政五名)と同友会から二十三名の計四十五名が出席した。以下報告要旨。
家業を継ぐために故郷に帰ってきた時に企業人から地域人へなろうと決意。三つの行動を実践した。①地元で様々な立場の仲間を集めた。②外国人を排除せず、共生する。③早くからIT活用で情報発信に取り組んだ。その結果、最初は冷めていた周囲が変り始めた。「何も無いのではない、気付かないだけだ。」地域の良さをとことん研究して人々から自信が生まれた。人を呼び込み、投資を呼び込み地域が変化した。交流人口を増やし経済波及効果の高い観光を地域戦略として位置付け、行政・企業・町民が一体となった地域づくりの結果、オーストラリアを中心に外国人が年間三十三万人も訪れるマウンテンリゾート地となり、北海道のニセコからアジアのNISEKOへと新たな観光形態へと変貌しつつある。小さな視点ではなく、世界から評価されようという視点が大事。今後は、これからを未来へ繋ぐために次世代へバトンタッチしていく。確固たる地域産業の戦略として、安全の維持、ニセコ全体で広域な地域づくり、人=エンジンづくり、北海道の発展&国際観光都市を目指す。