【15.01.17】青年部会 特別例会
社員とディスカッションでベクトル合わせ
青年部会一月特別例会が一月十七日(土)に招龍亭にて開催され、それでも私はあきらめない!~成長のカギはイヤな事実の中にこそある~と題して、辻井孝裕氏(丸栄製パン㈱代表取締役/滋賀同友会)が報告した。富山、福井、滋賀、愛知を含め六十名が参加した。思わぬ事業継承で、三代目となった辻井氏を待っていたのは、多大な借入が残る経営環境だった。再建までの教訓や支えてくれる社員との取り組みを報告してもらった。以下報告要旨。
高校、大学と野球一筋。後継者がいないと融資が止まると言われ帰郷。翌年には外部店舗を全店閉店、売上に対する借入金割合が二百%を超えているという状態だった。
二十六才で経営改善計画書を作成し事業の根本を学んだ。戦略、目標を考えると、今まで素通りしていたことが自然と見えてくるようなった。同友会では経営は一人ではなく、社員がいることを学び、五年前から社員をおいしいパン屋に連れて行き、ディスカッションでベクトルを合わせている。最近は新規営業しなくとも、紹介だけで販路が広がるようになってきた。今後は、原料生産から手掛けて、安心安全に食卓までパン届けることが責務だ。