【15.03.11】役員研修会
運営から脱皮、運動を経営
総務委員会は三月十一日(水)しいのき迎賓館にて二〇一五年役員研修会を開催し、事務局員三名を含む四十九名が参加した。中小企業家同友会全国協議会の松井清充専務幹事を講師に、一年間の役員任期が有意義なものになるよう同友会理念と情勢を学んだ。講義では同友会が生まれた時代背景、同友会理念、運動と活動の違いなどの解説から役員の役割までを学び、グループ討論でお互いの経験と知識を交流した。
松井氏は「役員は率先して同友会での学びを実践し、地域から誇りに思える企業づくりをすることが一番の役割であり、事業の運営から脱皮して運動を経営することが求められている。同友会の会議では経営の話を少しでもいいので必ずして、お互いの経営を知り、役員間の信頼関係を深め、経営を学べるものにしていく必要がある」と語った。
情勢分析では、地域の危機、日本型ビジネスモデルの崩壊、モノの豊かさから心の豊かさ、時代の流れを踏まえて、「自立型企業」「質の高さ」「ネットワークの活用」「創造性」「地域」の五つのキーワードから、全国の企業づくりの事例を学び、新幹線開通による新しい事業のヒントも提起された。グループ討論では「役員として運動をすすめるには」「役員としてどんな会社をめざすのか」をテーマに自身の立ち位置や抱負、自社の経営を語り合った。