【16.03.15】金沢中央支部3月例会
論と立てて実証していく
報告者 越村 春樹 会員
㈱越村商店 取締役相談役
会社は三十八期、同友会に入って二十九年。強みは大量多品種、ワンストップリサイクルの屑物屋として、県内では他にない業態となり生き残ったこと。稼ぐだけではなく、それ以外の価値を持つことが大切だ。例えば地球環境などの目標を設定し管理していく。経営指針を作ってようやく現実と行くべき場所とを対比して考えられるようになった。毎年二ヶ月程かけて十五年間やり続けている。
経営システムの考え方として、組織を作る際の一つの原型を三プラス一(もしくは二、三)としている。三を最少分裂単位とし、一つ欠けると二になるのでプラスしておく。人、店舗、グループなど全てに応用する。
全てに心と形が大事で、自分の心が定まっていないことが最初の問題。定まった後は組織を作って具現化する。毎月優しさ発揮の日を設けている。助け合う心、優しくする気持ちがあるのかということ。これを形で表すのに、休日の一日を選んで出勤してもらう。形ができたら運用。管理者が実行していることが前提。
個性を大切に、とよく言われるが、個性とは欠点・弱点のこと。個性を認めるとは欠点を認めること。欠点と強みは裏腹の関係で、目線を変えると強みになる。事象ばかりでなく、頭の中で論を立てて実証していくことが大切だ。