【16.05.13】女性部会5月例会
最高に幸せな一年
五月十三日(金)テルメ金沢にて、女性部会五月例会が行われました。参加者は十八名。「感度を高めて生きる」と題して、谷口紀子会員(合同会社 オトコト 代表社員)が報告しました。認知症のお母さんを介護していたお父さんがガンを発病し、実家の金沢に戻ることを決意した谷口会員。お父さんとお母さんを見送った一年半の生活を赤裸々に語ってくれました。以下報告要旨。
今は、広く知られている若年性認知症も、母が発症した頃は全然知られておらず、家族はもちろん周りに理解してもらうことも大変でした。そんな中、父は『認知症は五十歳でも発症する場合があること』を知ってもらう、理解してもらう様、いつもお母さんを仕事に一緒に連れて行っていました。ガンと診断された後も、母を施設に入れないように、入院も手術もしない緩和治療を選びました。父が旅立ったのは、私のコンサートの日。私の歌を聴きながらでした。その後、会社を大切にしていた父を見ていて、自分も会社をやろうと音楽制作会社を立ち上げました。父を送った一年後、認知症の母も見送りました。
『最高に幸せな一年だった』という谷口会員の生歌を聴いて例会は終了しました。webで聴くことが出来ます。『人生 今が一番』でYouTubeの検索を。