【16.09.21】共同求人委員会 産学懇談会
学校へ求人票の提出を細目に
今年度の産学懇談会を九月二十一日、フラワーガーデンにて行いました。共同求人参加企業と各大学、専門学校が就職に関する諸問題や環境の変化、学生の動向について意見を交換し、その状況を把握して相互の理解を深め、お互いの取り組みに活かそうと、三年前より開催しており、今年で四回目となります。参加者は、会員企業十一名、学校からは金沢学院大学、金城大学、北陸学院大学、北陸大学、大原学園の五校六名が参加しました。
初めに、橋爪共同求人委員長が自社の状況を交えてあいさつしました。同社では、昨年度の苦い採用経験を踏まえ、今年度は県や専門業者など複数の採用活動に登録して、ようやく面接に六十名余りが訪れたとのこと。「中小企業にとってはまだまだ厳しい状況になることを真剣に受け止めて、採用活動をしていく必要があります」と述べました。
学校側からは、現在の内定状況や学生の動向などを話してもらいました。概ね六〇~七〇%の学生が内定をもらっている学校が多いものの、まだ内定を狙って面接・試験に臨んでいる学生も少なくないといいます。学生は「企業研究が不十分で視野が狭い。メディアで見聞きする会社に関心がいきがちで、名前を知らない企業には関心が低い」という動向を報告してもらいました。
今年度求人参加企業三十社のうち、内定が確定している企業は十三社で、九月以降も採用活動を継続する企業は二十社以上となっています。「今からの採用のチャンスはどのようにつくっていけばよいか」の質問には「合同で説明会をするよりも個別に求人票をこまめに学校に持ってきてもらいたい」との助言をもらい、今後の活動に活かせる貴重な機会となりました。