【18.08.31】南加賀支部8月例会
老舗パン屋にしかできないことをやる
報告者 (有)パンあづま屋 代表取締役 東 和央 会員
26歳で後継者として入社、35歳で代表に就任。その間、コンビニやスーパーが乱立し、大きな損失を出し、社員との葛藤が続きます。2010年小松産大麦地産地消に取り組むも、当初は小松を元気にするというよりも自社を元気にしたかっただけだった。2014年に金属片混入のミスがあり、これが転機となった。現場任せだった自分の意識が大きく変わり、製造環境整備に着手し5Sの徹底に取り組みます。また何のために事業をしているのかを共有する理念の必要性を痛感し、安心・安全、お客様への満足・感動を言葉にした理念をつくりました。そんな中、創業者の祖父の時代から三代続く「ホワイトサンドパン」がご当地パンとして注目されるようになります。流行りに乗って二番煎じをやるのではなく、「老舗パン屋にしかできないことをやっていけばよい」と気がつき気持ちが楽になりました。
同友会は通算19年在籍しているが、気持ちに余裕がなく参加できなかった。2016年にグループ会活動から参加するようになり、自社や社員との関係が良くなってきました。同友会に参加し続けることで、自ら学ぶ姿勢を持つことの大切さを知り、何が学べるのか気づくようになりました。同友会と経営は不離一体。社員と経営者も不離一体。スタッフに感謝し、お客様ファーストでこれからも描いたビジョンに向けて取り組んでいきたい。