【19.06.18】金沢中央支部6月例会
理念成文化で家業から組織経営に
乙丸屋久兵衛 会員 乙丸寝具(株) 代表取締役
6月18日(火)、金沢中央支部6月例会が行われ、乙丸寝具(株)代表取締役の乙丸屋久兵衛会員が「事業承継と同友会活動」について報告しました。この例会はゲスト参加例会ということもあり10人のゲストも参加しました。
報告では、創業283年目の同社をどのようにここまで承継して来たのか、どのように同友会活動を活かして来たのかを赤裸々に語りました。承継する際に初めは形だけの事業承継となってしまい、先代とぶつかった経験や、同友会活動の中で、自分の「やりたい」「好き」だけでは本当の自社の強み、価値をお客様に届けることはできないことに気づきます。
指針講座を受講し経営理念を成文化することで、家業経営から組織経営に転換することができたと言います。更に青年部会では「失敗してもいいからチャレンジする大切さ」「ライバルがいて切磋琢磨できること」「圧倒的な熱量で取り組んでいる仲間がいること」から出来ない言い訳ばかりを探し悩んでいるだけの自分の姿に気づき、まずは失敗してもいいから実践することを大切にしてチャレンジを続けています。
乙丸屋会員の姿を見て、先代との関係も徐々に改善していき、結果として経営者と後継者が手を取りお互いを本気で理解し共に歩んでいく事業承継が始まったと報告しました。
今新たに、半年後の新店舗への移転とコインランドリー事業、好きな夢を見られるベッドの開発にチャレンジしています。
グループ討論では「あなたは経営者として成長していますか」というテーマでディスカッションが行われました。成長するということはどういうことなのか、目指す経営者像は描けているか、それに近づくためにどんな実践をしているかなど、各グループで熱く語り合いました。