【19.08.28】金沢駅西支部8月例会
社員に自主性と責任を与える
■西川 由一 会員 goowa(株) 代表取締役
動物トリマーから異色の転身でIT企業の社長に駆け上がった西川会員は、会社を軌道に乗せるまでに幾多の試練の道がありました。同社を立ち上げた前社長の中条氏との二人には、営業経験がないために、いくらITの専門家で特化した技術を持っていても顧客に自社の良さを訴求することが出来ず、深夜のコンビニバイトや代行運転で食いつないだ苦い時期が1年以上続きました。それでも粘り強く続けた結果、自社WEBを通じて少しずつ認知度を上げ、次第に仕事の依頼が舞い込みはじめました。そして、プロジェクションマッピングの国際コンテストで受賞し、新聞に掲載されたことで転機が訪れ、大手スーパーからのイベントの仕事も受注し着実に事業を拡大してきました。
現在は、事業が拡大するに伴い人材確保が必要となり、新卒者のインターンシップを充実し、カンボジアで現地法人を立ち上げ、また「Skype」を使った在宅ワークなども積極的に取り入れるなど、さまざまな取組みを実践しています。
西川会員は「社員がやりたい仕事」を積極的に任せ、社員の自主性と共に責任を与えることを何よりも重視して、達成感と社員の高いモチベーションを維持して社員の定着を図っています。
グループ討論は「あなたは社員の定着のために何をされていますか?」を討論テーマに、それぞれの具体的な事例や人材確保の方法など語り合いました。会場は今年の暑い夏に負けないほど熱気に包まれました。