【20.08.18】ウイズコロナ奮闘記(3-4)
2社がタイアップ「使う人々の安心のため」
株式会社橋本清文堂 専務取締役 橋本雅生 会員
株式会社北國製紙所 代表取締役社長 澤田親則 会員
■ 「抗菌トイレットペーパー」を開発
新型コロナウイルス感染拡大以降、手洗いや手指の消毒の慣行など、人々の衛生環境に対する関心は非常に高まってきています。身の回りのものに対して、清潔なのかどうか、安全かどうか、今まで気にかけてこなかったものにまで気にするようになってきています。
そこで人々のために何かできることはないかと考え、両社がタイアップし、「抗菌トイレットペーパー」という新商品を開発しました。この商品はトイレットペーパーの包装紙に抗菌インクを塗布したもので、このインクの性能は、「黄色ブドウ球菌・大腸菌」の繁殖を抑える効果があり、抗菌性及び耐久性試験にて実証されています。
■8月初旬リリース、全国から引き合い
コロナを機に抗菌加工が注目され、様々な製品が度々メディアにも紹介されていますが、数ある抗菌の製品の中では、使用目的から衛生管理の必要性として、トイレットペーパーはより適していると考えます。単なる1枚の包装紙でも、使用するとき一番はじめに手にするものです。
新型コロナウイルスを排除するものではありませんが、8月初旬リリース直後から、「衛生管理の大切さ、清潔さの安心感を与えたい」という目的で、医療・介護・飲食・食品の施設など、すでに全国から引き合いがあります。
■健康と安全を守れることが存在価値
私達の業界は、コロナ禍において、トイレットペーパーロスから始まり、ペーパーレスへの加速と矛盾した流れに振り回されています。
そんな中でも、「使う人々の安心のため」に、健康と安全を守ることが企業の存在価値として、この時代と戦っていきます。
就活生にオンラインでの印象アップを支援
かなざわ・凛や 代表 藤元 澄代 会員
○自主的に自粛で売上減
かなざわ・凛やでは、4月11日から緊急事態宣言解除される5月25日まで、サロン営業を自粛しておりました。営業内容のメイクレッスンなどは、お客様に直接触れる濃厚接触ですが、休業要請される職種ではなかったので休業補償も無く、4月の売上は賃料にも満たないものでした。
○いち早くオンラインでセミナー開始
私は、いち早くオンラインに切り替えることを考えました。困っている方に何ができるか?を考えると、学校が休校になり、就職活動をする学生にとっては、面接もオンラインになり戸惑っているのではないかと思い、就活生を支援することにしました。
オンラインでの企業説明会や面接時のヘアメイクはもちろん、カメラの位置、話し方、目線、照明や窓の位置など、印象を上げるポイントを細かく学生に伝えました。
金沢星稜大学からも依頼があり、セミナーを受けた学生から内定の連絡があった時はとても嬉しかったです。
○新しい常識に対応
オンラインでは、リアルと違い見られている意識が無い方が多いので、会議やミーティングでも映っている自分の姿を見て、態度を改めて振り返ってみることも必要です。
やむなく携帯を触る場合は、ビデオを停止して相手側から見えないようにしてからにしましょう〈写真:悪い例1〉。頬杖をついたり、画面から顔がはみ出ないように心がけましょう〈写真:悪い例2〉。真面目な顔は怖く見える場合があります。口角を3ミリ上げるだけでも印象が変わります〈写真:良い例〉。また、進行する方が進行しやすいように参加することも思いやりの行動になります。
新たに気をつけること、マナーなど新しい常識にも対応していきたいものです。